睡眠は人間の体の疲れを取る重要な役割を果たしていますが、
気持ちの良い睡眠も敷布団の硬さによって、
疲れが取れないばかりか腰痛の原因にもなり、
また、不眠症に陥ることもあります。
私たちは睡眠中に50回以上、寝返りをするといわれ、
無意識に床ずれを防いでいます。あまりにもフカフカで、
体が半分以上沈んでしまう敷布団を使用すると、背中とお尻が深く沈み、
腰の反り返りが強くなります。そこへ寝返りをすると、
腰のねじれが大きくなり腰痛の原因になるのです。
腰の反り返りを防ぎ、無理なく寝返りができ、腰痛を防ぐには、
少し硬めの布団を選んだ方が良いようです。
しかし、あまり硬すぎると血行障害となり安眠できないので、
柔らか過ぎない硬めの布団にしてください。
また、布団の中で読書をする人ですが、腹ばいで本を読むと
腰の反り返りが強くなるので、横向きになって膝を曲げて読書をした方が
腰に負担がかかりません。
同じ姿勢を長く続けると腰の筋肉が疲労し姿勢性腰痛の原因になりますが、
腰痛のある人に限り、寝ている時にも、このことが当てはまります。
寝返りを打つ以外に体を動かさないでいると、筋肉は硬くなり縮んでしまい、
腰の動きが不十分になります。
そこで、起き掛けに体を動かそうとすると、
腰の筋肉に負担がかかり痛みの原因になるのです。
こうした症状は中高年以上に多く、少し体を動かしていると筋肉が温まり、
次第に楽になるのが特徴です。
予防ですが、ストレッチ体操で硬くなった筋肉を伸ばし、
体を温めてから起床すると良いでしょう。
寒い日の朝は布団の中で行って結構です。
くれぐれも痛みを感じない程度にゆっくり行ってください。
