腰痛と手術
腰痛と言っても様々な種類があります。
例えば、椎間板ヘルニア、椎間板症、ぎっくり腰、 変形性腰椎症、
腰部脊柱管狭窄症、 術後性腰痛症候群、腰椎分離、辷り症等
他にも婦人科疾患によるものや脳血管疾患によるものなどもあり、
原因も症状も腰が痛いという事実以外様々です。
整形外科に行けば、すぐ手術という話になって来るんです。
やっぱり切った貼ったが信条ですから。
そして、術後痛みがなくなれば、成功ということで、治癒と言われ、
痛みが取れなければ、なかなか重い症状で、簡単にはいきません等と言われます。
さまざまな手術法が考えられ、危険性は昔に比べれば、格段に進歩しています。
しかし、どうも腑に落ちないのは何故でしょう。
痛みが無くなっても、現実的には治癒ではないからではないでしょうか。
そもそも腰痛の手術に治癒ってあるのでしょうか。
何故、腰痛になったのかという所は完全に置き去りにされ、
目の前の痛みを取る事だけにのみ話が進んでいる気がします。
結局手術は究極の対症療法ですから、原因は関係ないんですね。
私自信はやはり原因の究明とその原因を取り除くことこそが
医療だと思っていますし、腰痛治療の本質だと考えています。
もちろん手術を全否定するつもりはありません。
白黒言う前に手術をしなければならない状況も当然あるからです。
ただ本当に手術をする必要があるのかどうかを
きちんと見極めて欲しいのです。
《2010.9. 1 》
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